9月23日 東京都全日本高校選手権一次予選(通称:春高予選)が行われました。
藤村はベスト16シードで臨む大会です。
初戦の相手は夏季大会を勝進んだ東京立正高校でした。
東京立正高校とは関東決定戦でフルセットの末、なんとか勝利できた相手です。
春高予選の組み合わせが発表されてから、この一戦の為にひたすら練習してきました。
「まずは初戦を制すこと」
ベスト8に入りたい、共栄に挑戦したい。
そんな気持ちを必死に抑えて、この一戦にすべてを賭けられるように気持ちを整えてきました。
正直、3年生主体のチームはこの最後を迎えるにあたって、
順風満帆できたわけではありませんでした。
逆にこの夏はこのチーム始まって以来のどん底のような毎日で、
出来たプレーもできなくなり、非常に苦しかった一か月半でした。
そして迎えた当日。
前日の部員に話したことは、
「出来る準備はした。あとは楽しもう!!
勝っても負けても後悔がない試合。
そして観に来てくれた保護者・先生方・同級生・後輩が楽しかった!と言ってもらえる
そんな試合をしよう。」
どんな試合をしてくれるのか、ひたすら楽しみでした。
そして始まった試合は、藤村での3年間をコートに全て出し切るかのような素晴らし試合でした。
サーブ、ブロック、レシーブ、スパイクどれをとっても本当に練習してきたものが随所に溢れていました。
そしてなにより嬉しかったのは、どんな状況であっても選手たちが終始楽しんでバレーボールをしている姿が観られたことです。
きっとこの3年間苦しいことも沢山あったと思います。
それもすべて乗り越えて今がある。
その経験があるからこそ、きっと楽しんで試合が出来ているんだろうなと感じさせてくれました。
結果は見事にストレート勝利。
そしてなんと、続いてのベスト8決定戦もストレート勝利を修めたのです。
相手は普段から練習試合をよくやって頂く、日本体育大学荏原高等学校でした。
日体荏原には夏の関東私学でストレートで敗れた相手です。
しかしリベンジに燃える気持ちが大きいというよりは、戦友との一球一球を楽しんでいる
そんな試合でした。
もちろん苦しい場面や先行される場面もありましたが、
監督している私自身も、終始笑顔になるほど楽しい試合でした。
そして最後はインターハイ準優勝の共栄学園との対戦でした。
これまでの藤村だったら、きっと名前や高さ、パワーに圧倒され、
試合をする以前に負けを意識し、自分たちから負けていく試合だったかもしれません。
しかし今日の彼女たちは、この強豪との対戦すら心から楽しんでいました。
結果は両セットとも16点で接戦とは遠く及ばない試合でしたが、
点数以上に、持てる力を全て注いだ、素晴らしい試合をみせてくれました。
3年生は自分たちの代になった時に立てた目標はベスト8に入り続け、
常にベスト4に挑戦したい。
しかしバレーボールをする最大の目的はこうでした。
人として成長し、みんなに愛されるチームに選手になる。
沢山の人から応援されるチーム・選手になりたい。
大会当日は沢山の応援団に囲まれて試合をすることが出来ました。
保護者はもちろん、お世話になっている先生方、卒業したOG、
クラブ体験にくれた中学生、そして先に引退をしてしまった他の部活の同級生。
こんなにもたくさんの温かい声援のなか試合をすることが出来た彼女たちは
本当に幸せだったのではないでしょうか。
そしてそれは、彼女たちが本気でバレーボールと向き合い、
苦しい時も励まし合い、時には厳しさも持ち合わせながら、
共に成長してきたからではないでしょうか。
誰に対しても優しく、そして自分には厳しく、
最後まで仲間を信じ、とにかくバレーボールが大好きで
決して上手ではなかったけれど、その一生懸命さが結果につながった。
どんな時でも努力を怠らない、本当に素晴らしいチームでした。
感動をありがとう。
藤村女子高等学校
バレーボール部顧問 三井良介
藤村はベスト16シードで臨む大会です。
初戦の相手は夏季大会を勝進んだ東京立正高校でした。
東京立正高校とは関東決定戦でフルセットの末、なんとか勝利できた相手です。
春高予選の組み合わせが発表されてから、この一戦の為にひたすら練習してきました。
「まずは初戦を制すこと」
ベスト8に入りたい、共栄に挑戦したい。
そんな気持ちを必死に抑えて、この一戦にすべてを賭けられるように気持ちを整えてきました。
正直、3年生主体のチームはこの最後を迎えるにあたって、
順風満帆できたわけではありませんでした。
逆にこの夏はこのチーム始まって以来のどん底のような毎日で、
出来たプレーもできなくなり、非常に苦しかった一か月半でした。
そして迎えた当日。
前日の部員に話したことは、
「出来る準備はした。あとは楽しもう!!
勝っても負けても後悔がない試合。
そして観に来てくれた保護者・先生方・同級生・後輩が楽しかった!と言ってもらえる
そんな試合をしよう。」
どんな試合をしてくれるのか、ひたすら楽しみでした。
そして始まった試合は、藤村での3年間をコートに全て出し切るかのような素晴らし試合でした。
サーブ、ブロック、レシーブ、スパイクどれをとっても本当に練習してきたものが随所に溢れていました。
そしてなにより嬉しかったのは、どんな状況であっても選手たちが終始楽しんでバレーボールをしている姿が観られたことです。
きっとこの3年間苦しいことも沢山あったと思います。
それもすべて乗り越えて今がある。
その経験があるからこそ、きっと楽しんで試合が出来ているんだろうなと感じさせてくれました。
結果は見事にストレート勝利。
そしてなんと、続いてのベスト8決定戦もストレート勝利を修めたのです。
相手は普段から練習試合をよくやって頂く、日本体育大学荏原高等学校でした。
日体荏原には夏の関東私学でストレートで敗れた相手です。
しかしリベンジに燃える気持ちが大きいというよりは、戦友との一球一球を楽しんでいる
そんな試合でした。
もちろん苦しい場面や先行される場面もありましたが、
監督している私自身も、終始笑顔になるほど楽しい試合でした。
そして最後はインターハイ準優勝の共栄学園との対戦でした。
これまでの藤村だったら、きっと名前や高さ、パワーに圧倒され、
試合をする以前に負けを意識し、自分たちから負けていく試合だったかもしれません。
しかし今日の彼女たちは、この強豪との対戦すら心から楽しんでいました。
結果は両セットとも16点で接戦とは遠く及ばない試合でしたが、
点数以上に、持てる力を全て注いだ、素晴らしい試合をみせてくれました。
3年生は自分たちの代になった時に立てた目標はベスト8に入り続け、
常にベスト4に挑戦したい。
しかしバレーボールをする最大の目的はこうでした。
人として成長し、みんなに愛されるチームに選手になる。
沢山の人から応援されるチーム・選手になりたい。
大会当日は沢山の応援団に囲まれて試合をすることが出来ました。
保護者はもちろん、お世話になっている先生方、卒業したOG、
クラブ体験にくれた中学生、そして先に引退をしてしまった他の部活の同級生。
こんなにもたくさんの温かい声援のなか試合をすることが出来た彼女たちは
本当に幸せだったのではないでしょうか。
そしてそれは、彼女たちが本気でバレーボールと向き合い、
苦しい時も励まし合い、時には厳しさも持ち合わせながら、
共に成長してきたからではないでしょうか。
誰に対しても優しく、そして自分には厳しく、
最後まで仲間を信じ、とにかくバレーボールが大好きで
決して上手ではなかったけれど、その一生懸命さが結果につながった。
どんな時でも努力を怠らない、本当に素晴らしいチームでした。
感動をありがとう。
藤村女子高等学校
バレーボール部顧問 三井良介
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