新人戦・冬季私学大会 ダブルでベスト8!!

去る11月23日に行われました、新人選手権2日目ではベスト8決定戦で東京立正高校と対戦しました。
エースが175cmを超える高身長から繰り出すスパイクや粘りのあるレシーブに終始苦しめられる展開でしたが、なんとかストレートで撃破することができ、2大会連続ベスト8に輝くことができました。

春高予選に残った3年生2人を欠いた新チーム、自分たちの力で掴んだベスト8は選手一同喜びと自信に繋がったようでした。

そして本日12月16日は東京都冬季私学大会でした。
この大会は3月末に行われます、さくらバレー全国大会予選でもあります。
夏季私学大会で駿台高校に敗れ、ベスト8シードを落とし、16シードからの苦しいスタートでした。

1日に4試合も戦い抜かなくては全国へ出場することができない、熾烈な戦いです。
文字通りの総力戦になると、この日のために準備してきました。


そして結果は。。。。

東京高校を破った佼成学園女子高校をフルセットの末撃破し、見事にベスト8を奪還しました!!
この結果、3月末の全国大会へ出場することが決定いたしました。
予選からの4試合で登録メンバーのほぼ全員を出場させなんとか掴み取った勝利です。

しかしこのベスト8決定戦は本当に苦しいものでした。
相手の強力なサーブに終始苦しめられる展開。
軟打・強打を織り交ぜた多彩な攻撃に翻弄され、1セット目を落とし、
なんとか2セット目を奪うも、3セット目は終始リードされ、
13対17という圧倒的不利な状況でした。

そこから逆転できたのは、一人のピンチサーバーのおかげです。
彼女の気持ちのこもったサーブとレシーブにチームは救われました。

「あなたのサーブが必ず必要になるから」と打たせ続けたサーブ。
しかし公式戦で本当に苦しい場面での起用は初めてでした。
しかしこの劣勢な場面でも臆することなく、思い切り振り抜いたサーブで
チームは逆戦し、この波に乗って勝つことができたのです。


常日頃、選手に言うことがあります。
「全員で勝ちたい」
ユニフォームメンバー、レギュラー、サポートメンバー部員が多くなれば試合にれられない選手は出てきます。今の藤村も22名の部員が在籍しているので、その苦しさの中で戦っている選手が多くいます。

それでも私は全員で勝ちたいと言い続けます。
綺麗事のように聞こえるかもしれませんが、

全員で戦った、全員で勝った

そう思えた時は本当に勝てるのです。

バレーボールが出来ることは当たり前なことではありません。
毎日送り出してくれる家族、支えてくれる周りの人々、
バレーボールをすることができる環境、その全てに感謝をし、

部員全ての思いを背負ってユニフォームを着、コートに立つ。

ベンチで控える者、コートサイドで声を枯らす者、
応援席から励ます保護者、
その全てが、いつしか自信がコートに立って戦っているかのような一体感になれた時、
チームは勝てるのです。

私は常にそう信じています。

たった一本のサーブでも
たった一本のレシーブでも
たった一人の応援の声でも

そこから勝利へ繋がるのです。

今日はそんなことを思い知らされた1日でした。


さて、来週の12月23日にはエスフォルタアリーナでベスト8以上のチームによる順位決定戦が行われます。

そして2月3日には新人選手権大会の3日目、これも順位決定戦が行われます。

どの大会もかなり厳しい戦いになりますが、
常に高みへ挑戦する気持ちを持ち続け、邁進してまいりたいと思います。

これからも藤村女子バレーボール部を応援よろしくお願い致します。

藤村女子バレーボール部顧問
三井 良介

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