春高予選!祝・東京都ベスト8!!!

9月23日(日)に東京都・全日本高校選手権一次予選が行われました。
通称春高予選は、高校3年生が出場できる最後の大会です。
20校しか出場できないこの大会に、
どの高校も出場したい!と一年間しのぎを削って戦ってきました。

藤村はインターハイ予選で東京高校にフルセットの末敗戦したため、
1回戦のベスト16決定戦からのスタートでした。
そしてなんと、勝ち上がればもう一度東京高校にリベンジできる組み合わせだったのです。
選手一同、組み合わせ発表以来ずっと燃えてきた大会です。

まず初戦のベスト16決定戦は松陰高校でした。
初戦の緊張からか、終始相手にリードされる展開でとても苦しいゲームでした。
相手の思い切ったプレーに苦しめられましたが、なんとか2セットをストレートで奪い、
勝利することができました。

そしてベスト8決定戦。
東京高校との再戦です。
ここで勝つために夏を乗り越え、この日を迎えました。



エースとリベロ
2人残った3年生が本当に良くチームを牽引しました。

エースは絶対に私が決めるという意気込みでトスを呼び、
ほとんどのスパイクを決め、サーブで崩し、文字通りエースとして活躍しました。

キャプテンだったリベロは常に冷静にフォーメーションをチェンジし、
緊張しているであろう選手には声をかけ、
トス回しや、スパイクの攻め所、ブロックの指示まで素晴らしいゲームメイクでした。

チーム全体としても初戦の硬さが嘘のように、
サーブにスパイクにブロックに得点を重ねていきます。
終始リードされる、終盤まで常に追いかける展開でとても苦しい戦いでしたが、
絶対に勝つ、そんな思いが最後の逆転を呼んだのかなと感じています。
ここまでのゲームは関東予選以来でした。

関東大会以降、チームがうまくまとまらず、
インターハイ予選ではフルセットにて敗戦、
関東私学大会もAブッロクとはいえ全敗し、
関東体育科・コース大会ではベスト4を逃し、4年振りに全国出場を逃しました。
ずっと悔しい思いをし続けていただけに、本当にうれしい勝利でした。



今回の事で気が付いたことは、
チーム全員が団結する大切さです。
チームとは選手だけでなく、保護者、OG、スタッフ全てです。

まず部員全員が本当に勝ちたいと願い努力すること、
そしてベスト8に入るチーム・選手とは、どのようなチーム・選手かを考え、
そこに近づけるように努力を重ねました。

本当に私たちはベスト8を目指して良いのか。
この夏はそこからのスタートでした。

まずは「ベスト8に入りたい!」こう自信を持って言えるチームになろう。
そう言い続けました。
そのために練習やトレーニングに対する姿勢はもちろん、
学校生活はもちろん、私生活まで自信の持てる人間になろうと。
もちろん初めは上手くいかず、何度もぶつかりミーティングを重ねました。

結果はチームは勝利することができましたが、
このチームはまだまだこれからのチームです。
本当に真のベスト8チームになるために、
これからも謙虚に努力を重ねていかなければならないと改めて決意しました。

3年生のキャプテンが引退の言葉として、後輩たちにこんな言葉を贈りました。

「 誰かの為にバレーをすることはもちろん大切だけれど、
  最終的には全て自分の為になる。だから絶対に逃げないで欲しい。
  壁にあたらない人は居ないけれど、その壁に立ち向かい、
  乗り越えることで必ず見える世界があるから、逃げずに立ち向かって欲しい。
  日々の練習やトレーニングは全て自分に返ってくる。
  さぼらず、逃げず、自分の為に頑張り、そして最後は楽しいんでバレーをして下さい。 」

そして2年生の新キャプテンは試合後こんな言葉をくれました。

「 これで、いよいよベスト8としての様々な自覚を持つという事が大切になります。
  本当の意味での自覚を持って頑張りたいと思います。 」


勝つということは負けを生むことでもあります。
我々はその分の気持ちを背負って戦っていかなければなりませんでした。
ベスト4決定戦での戦いは、その想いに欠けていた戦いでした。
ベスト8決定戦に勝利して得た大きな喜びと共に、
ベスト4決定戦での惨敗に大きな課題を得ました。

誰からも応援され、愛されるチームなる。
これは新チームでの最大の目標です。

これから新人戦に向けて、もっともっと大きな壁が待ち受けていると思いますが、
チーム全員で自覚と覚悟を持って臨みたいと思います。



本当に応援ありがとうございました。

コメント