新人戦 東京都ベスト12!! 2日目進出!!

15日に新人選手権大会1日目が行われました。
春高決定戦出場の4チーム以外が年明けの2日目進出を目指して行われる一日目。
各8会場に分かれて行われるトーナメントで藤村は都立向丘高校会場でした。

初戦シードの藤村は、ベスト32決定戦、淑徳高校戦からのスタートでした。

シード権を持って臨む初めての大会。
守らなければという気持ちから序盤は相手の勝ち上がってきた勢いに押され、
サーブ、サーブレシーブともに苦しむ立ち上がりでした。
相手の高さのある攻撃にブロック、レシーブともに崩され、終盤までもつれる試合展開でしたが、
なんとかストレートで勝つことが出来ました。

藤村  vs  淑徳
 25  -  19
 25  -  18


守らなければ。。。

という受け身になる気持ちが無意識のうちにゲームを支配し、
藤村が目指す、「強く楽しいバレー」が全くできませんでした。

試合後のミーティングで、
「楽しもう!勝ってなお楽しもう!」
と気持ちを切り替え、アップからテンションを上げ次の仮ベスト16決定戦に臨みました。

次の相手は都立第五商業でした。

気持ちの切り替えが功を奏し、藤村本来のバレーが出来た試合となりました。
相手の粘るレシーブ、センター攻撃を耐え忍び、
サーブで崩し、自分たちのバレーを楽しむことを心がけた結果ストレートで勝つことが出来ました。

藤村  vs  第五商業

 25  -  17
 25  -  12
               

この結果、2日目進出は決まりましたが、この仮のベスト16を決定させるためには、
次のベスト16同士の試合に勝たなければなりません。
これに勝てば、年明け1月24日の新人戦2日目でベスト8への挑戦権を得られるわです。

相手は前年度関東大会出場校、都立城東高校です。
平均身長で勝る城東高校への挑戦はまさに激闘となりました。

1セット目
相手の正確なレセプションから展開される高さのある攻撃に苦しめられます。
ブロックのタイミングが合わず、強打、軟打とことごとくコートに沈められてしまいます。
逆に藤村は、そのレセプションを崩そうと力みサーブミスを重ね、リズムをつかめないまま終盤に。
なんとか20点以降の争いまでもつれ込みましたが、あと一歩及ばずセットを落としてしまいます。

しかしここで終わらないのが今年の藤村です。

2セット目
「楽しもう!!」
キャプテンのこの一言でチーム雰囲気が一変します。
常に笑顔で、一点一点喜ぶ様はまさに藤村バレーでした。
ブロックとレシーブが噛み合い出し、リズムを作り始めると、藤村得意なサーブも走り出します。
相手に流れが行きそうな時ほど、声を出し25点目を取る。
コートもベンチもまさに一体となった瞬間でした。

3セット目
いよいよ最終セット。
両者気持ちのぶつけ合いだったと思います。
決められたら決め返す。1点、1ラリーが手に汗握る攻防でした。
シード決定戦にふさわしい試合を繰り広げている選手たちは1点ごとに成長していました。
最後の一点が相手コートへ落ちた瞬間、
歓喜するコート、ベンチを飛び出し駆け寄る選手たちを見て胸が熱くなりました。

藤村  vs  城東
 23  -  25
 25  -  18
 25  -  18
             

試合後、追われる立場、追う立場、様々な状況を乗り越え最終的な目標に向かう!
と改めて決意した選手たちでした。
関東大会出場を手に入れるまで、常に挑戦者であり続ける気持ちが大切だと感じます。

年明けのベスト8決定戦へ向けて、今日からまた新たな気持ちで練習へ取り組む!
そう決心をメンバーに伝えたキャプテンに、熱くうなずく選手たちを見て、もっと強くなる。
そう感じた一日でした。

たくさんの人、戦ったすべてのチームに応援していただけるようなチームを目指し、
藤村女子バレー部は頑張りますので、宜しくお願い致します。



                              藤村女子高等学校バレーボール部顧問
                                                三井 良介


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